「な、菜々ちゃんが好きな
チョコレート持ってきたよ…!」
わたしは顔色をうかがいながら
ジャーン!とお菓子を出す。
菜々ちゃんは、怒ったら怖いからね…。
「ありがと!
…とりあえず、みっちゃん座って?」
「は、はい…」
ニコニコしている菜々ちゃんの顔が
逆に怖くて、わたしは思わず正座をする。
「それで、一昨日なにがあったのか
話してくれるよね?
それと、金曜土曜の2日間
音信不通だった理由も。」
「うっ…ごめんなさい話します。」
「よろしい。ではどうぞ!」
「……うん。あのね、じ…実は……」
……わたしは、金曜日の出来事を
菜々ちゃんに全部話した……__