時刻は、日曜の10時頃。


「……こんな時間に誰だろ…?」


そんなことを呟きながら
わたしは眠い目をこする。


1階に降りて、
不意にインターホンを見ると……


「……ん?な、菜々ちゃん!?」


そこには、心配そうな顔をした
菜々ちゃんの姿があった。


わたしは玄関まで小走りし、
ガチャっとドアを開けると……


「おっそーい!心配したんだから!
って、もしかして今起きたの!?」


「う、うん……今起きた。」


そう言ったら、「やっぱり…!」と
菜々ちゃんは呆れた顔をする。