__ギシッ…… ……不意に鳴ったベッドがきしむ音__ 実月の、シャンプーの香り。 そして…… 「好きだよ実月、ずっと前から」 ……今日も実月に届かない、 そんな切ない想いと同時に …俺の唇が、実月の額に触れた。 「早く俺だけ見ろよ」 ……俺が壊すから。 『幼なじみ』っていう、厄介な壁を 俺が壊してみせるから……__