『やっばいいー!絶対怒ってるよなぁ…。行きたくないなー。』

よし、このまま忘れた振りして学校行こっかな~。うん、その方が絶対イイよね!

「ん~?あれ、ナオだ~。どこ行くのー?待ってたのに~、まさか遅れた来たから逃げるとか無いよね?」

うん、シンさん。怒ってますね…。いつもの天使の様な、笑みに黒さが滲み出て…。

『え、あー。ち、違うよ~?ただ何処に居るのかな~?って探してだけだよ!』

うん。ここで、逃げた所でもっと酷い目にあいそうだからな…。潔く諦めよ…。

「そうー?なら、良かったんだけどさ~♪あ、今日の朝当番は、僕とアムだよー。」

『あ、そうなんだ…!で、アムは?』

「ん~?ほら、あそこですんごい不機嫌オーラ出しながらたってるよ~?」

ふ、不機嫌オーラ…?ま、まっさかぁ~。

「ナオ…。お前、今月入って何回目だよ…。朝寝坊…。いい加減起きろ。」

『は、はい…!分かったから、その氷の刃しまってくれるでしょうか?』

絶対、あれで刺す気だよね。うん、流石の僕でも死ぬけど?いや、誰だって致命傷になるわー!

「…分かった。つか、ナオのせいで遅刻決定だろ…。ほんとに…」

『ほんとに…すみません!夏って暑くて寝れなくてねー。』

「ん~。僕は、普通に寝れるけどなー。とりあえず急ごっか~。ほんとは、走りたく無いんだけど」

『ほんとにごめんなさいー!』

「…何回謝ってるんだか(何気にシンが追い討ちかけてるよな」

「ん~?アム何か、言った~?それか思った~?」

「いや、何も。」