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細い路地を金髪の髪の女性が歩いていく。

ある家の前に着くとその建物を見上げる。

意を決したような表情で中へと入っていく。


やっと会える。
この日をどれだけ望んでいたことか。

階段を上がり、こちらに背を向けて椅子に座っている男性へと駆け寄った。
が、次の瞬間顔が強ばった。

「やぁ。」
男性は振り向き、椅子から立ち上がる。

「Who are you?」

暗くて辺りはよく分からないが、男性はどうみても自分が待ち望んでいた人ではない。

「私は友ちゃんの友達。君の事は聞いてるよ。」

男性は自分の手元に目をやる。

「やっぱり友ちゃんの言った通りやね。」