「四谷先生!そんなことよりこれ!」
友花ちゃんは1枚の紙を渡す。

「これといった証拠は無いけど、たぶん間違っとらん。四谷先生が読み返して合っとったら作戦通りにお願いできますか?」
まっすぐ四谷先生を見つめる。

「分かった。出来るだけ穏便にやるよ。」
四谷先生はお辞儀をして去っていった。

現場に友花ちゃんとうちが残る。

「今のは何?」
友花ちゃんに尋ねた。

「マリーさんの恋人探しの調査報告書。」

「え?そんなのをあの人に渡したと?てかあの人誰?」

「これには色々とワケがあるんだよ。」

うちの頭の上にはいくつものクエスチョンマークが浮かんでいた。