「ありがとう…」
と小さく呟く私


それに対して

「さぁ、早く学校行こ!
皆に私のNewhair見せて吃驚させないと!」
と楽しそうに歩き出す頼千の後ろ姿を見ながら



(きっと、私が頼千の髪の毛を切っても
同じような反応だっただろうな…


頼千から綺麗な長い髪の毛を奪ったところで


頼千に何一つ勝てるものなんてないや…)


なんて思ってると


「もう、聖置いてっちゃうよ!」
と笑顔で私の方へと振り返る頼千



「今日も…眩しいな……」


















              [完]