フードを被って眼鏡してマスクをして
シークレットブーツまで履いて変装は完璧だったはずなのに(なんで?)と思っていたら


頼千の叫び声を聞いた数人の住人が様子を見に外に出て状況を把握したのか
スマホを耳に電話を掛けたり私達に駆け寄ってきたりした



密編み先輩は、
警察官が来るま「髪の毛……髪の毛……」と小声で呟きながらその場に座り込んだままだった





膝を擦りむいただけで済んだ私と
私を守るために綺麗で長かった髪の毛を切られた頼千はそれぞれ警察署で事情を聞かれたりと忙しかった


家に帰りテレビをつければ


密編み先輩は精神的におかしくなったのか「今までの犯行も自分がやった」と自供しているとの報道