スーパーで半額シールの貼られた惣菜や
お菓子を買い


もうすぐで家に着くと言う時に

後ろから

「聖、危ないっ!!!」
と言う叫び声と一緒に勢いと力強く抱きしめられた私は前へ転ぶように押し倒された


押し倒されるときに聞いた

「ジョキ」と言う音



慌てて後ろへと振り返ると
髪の毛が一部だけ短く雑に切られた頼千が私の上に覆い被さり

頼千の視線の先には
鋏を右手にフードを被った人物が突っ立ていた




「ぁ…あぁ…………」

と情けない声を出し
持っていた鋏を落としその場に座り込んだ街灯に照らされた人物は見覚えのある顔



今日の帰りに話に出て

私が数日前髪の毛を切った

密編み先輩