警戒しなくても、

今日は誰の髪も切らないから
安心して習い事に行けば良いのに…



それよりも、髪切り魔ね…
そんな呼ばれ方されてるなんて

残念、もっとかわいい呼び方が良かった


なんて事を思いながら


私は頼千の家の隣に建てられた茶色の屋根をした古びた一軒家の玄関を開けた




誰も居ない家に帰ってきた
私は制服から部屋着に着替え
今日出た学校の宿題を解き始めた


宿題を終わらせた頃には外は真っ暗でいつもより少し遅い夕飯を買うため外へと出掛けた