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『その一、ルナの部屋に勝手に入らない』

『その二、料理も掃除も手伝うこと』

『その三、学校で変な話をしない』

思い浮かんだ項目を紙に書いて、私はリビングに貼り付けた。

閻魔はそれを見ながら腰に手を当てていたけれど、

「なんだこりゃ」

キッチンへと移動する私の後を付いてきながら、彼はバカにしたようにそう言った。

「守らないなら出てって!私の家にいるなら、完全に人間の行動とってよ?中に浮いたり急に消えたり、イリュージョン禁止だからね!」

「ふん!チョロいわ」

「チョロいとか、誰に習ってんのよ」

私が眉を寄せて閻魔を見上げると、彼はニタニタと笑った。