「萌愛、おはよ!」
「あっせな!おはよ!」
石井せな。
私の親友でとっても美人!
サバサバしてて思ったことはなんでも言っちゃうタイプでお姉さんって感じの子。
「なにしてんの?こんなところに突っ立って」
「そうそう!聞いてよせな!私ね、水城くんと途中まで一緒だったの!」
私がそう言うと、またかと言う顔をするせな。
まぁ、せなにはよく水城くんの話をしているからね。
「途中まで一緒ってどういうこと?」
「校門であってここまで一緒だったの!教室まで一緒に行こうと思ったけど置いてかれちゃってさ〜」
と笑いながら言うと、
「校門からここまでって50mないじゃない。教室まで一緒に行ったなら褒めてあげようと思ったのに」
はぁとため息をついて歩みを進めるせな。
それに並んでせなと一緒に歩く。