｢かおり！！！｣
｢あ、さなえ！｣
｢で、で？昨日はどーだったの！？｣
｢あぁ、昨日ね…｣
｢なに？あんま嬉しそうじゃないじゃん。｣
｢それがね…｣
━━━━━━━━━━━━━━
｢そーゆーことか〜｣
｢うん｣
｢それを不運にも川谷くんに見られちゃったわけか…｣
｢そーなの。しかも絶対先輩のこと好きだって勘違いされちゃったし。も〜ほんとに応援してって言われただけなのに…｣
｢でもさ、応援してって言うのは、先輩もかおりのこと好きとか？そーゆーことなんじゃないの？｣
｢それはないって！先輩の周りもっともっと可愛い人いっぱいいるし、｣
｢でも、かおりだって可愛いって言われたんでしょ！？普通そんなこと呼び出してまで言うかな〜｣
確かに…
でも、まさかねぇ〜
｢でも、私は川谷くん一筋だから！それだけは変わらないよ｣
｢それならそれで私は応援するけど…応援する事についてはどーするの？｣
｢応援はしたいよ。1人の‴ファンとして‴｣
｢そっか〜。まぁそれは自由だもんね！あ、授業始まるよ！｣
｢うん！｣
ファンとして応援するくらいいいよね…
ただのファンだもん。
好きな人じゃないんだもん。
川谷くんの誤解解かないとダメだよね。
