でも立花君は、なるほどといった表情で、俺も好きですなんて言うから、気にならなくなった。
「じゃあ冷やしキュウリも買いましょうね?」
「私も冷やしキュウリ買うの?」
「はい!一緒に食べたいです」
「わかった」
子どもみたいなことを言うから、おかしくて微笑んだ。
「……紫乃先輩ってわたがしみたいですね」
「わたがし?」
いきなり変なことを言う立花君。
モコモコ丸いイメージだけど、それってデブってこと!?
「甘くてふわふわで美味しいですよね」
「なっ…!?」
「それに可愛いです」
「……っ」
これは絶対に計算してるに違いない。
心臓に悪いよ、まったく。