そもそも、立花君と花火大会行くだけなのに、私は知らないうちに張り切っていた。


複雑なことを考えていた。




やっぱり私は、自分のことがよく分からなくて、もはや苦笑していた。






荷物を用意して、もう一度鏡を見て確認。


よし、大丈夫。



今日は浴衣だし、下駄だから、ゆっくり余裕をもって家を出ようと思っていたし、
なんとなくソワソワする私は早々に家を出た。