「もしもし…」 『あっ、紫乃先輩出てくれてよかったです! いきなり電話なんてすみません』 「別に大丈夫だよ」 うわぁ、すっごい緊張する。 なんか手汗かいてきた。 立花君ってこんな声だっけ? 電話だと声が違って聞こえるんだ。 『返信来た瞬間に、紫乃先輩の声聞きたくなっちゃいました』