スゥ‥……


あっ優翔の殺気が消えた



(たっ助かった‥……)by純



優「ハァ……純さんのバカさはやっぱり筋金入りですね‥……‥‥……もういいです」


純「何か‥……ごめんな」


優「いいですよ‥……別に
理事長が純さんってこれで分かりましたし」


うん……そうだね


こんなことするのは
純ちゃんだけだもん


優「それよりも……担任呼んで下さい」


「予鈴なっちゃったけどね」


純「おう!まかせとけ!十秒で呼んでやる」



???は???



十秒?


ピンポンパンポーン

純「二年S組担任の山田祐先生……祐先生
十秒以内に、理事長室に来てください!
さもなくば、あなたの黒歴史を暴露します」



えっえげつない!!

誰かこの理事長とめろ!




純「10‥9‥8‥7‥6‥5‥4‥3‥2‥バン‥チッ」




大きな音を出して開けたのは



何と



知り合いだった



祐「ハァハァハァ……フゥ‥おい!純!
なんっかい言ったらわかるんだ?あの呼び方はやめろ!しかも十秒で来なかったら暴露って
どんだけ心狭いんだ!てか舌打ちもすんな!」 


アハハ~言えてる~笑


優「祐さんうるさいです」


それも言えてる~笑


祐「おお!鈴と優翔じゃあないですか!転校生ってあなた達だったんですね」


「うん……そうだよ」


優「知らなかったんですね」



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・



祐「優翔……敬語やめて下さい。それと俺達で遊ばないで下さい」


優「チッ……もうちょと遊びたかったなぁ」


そう!優翔が敬語になったりタメ口になったりするのは遊んでいたから!!


でも、初対面だと敬語だけになるんだよねぇ
心を許してないと、タメ口にならないんだ


ちなみに、二人のことも許してるよ


祐「遊ぶのはいいですが、他の人にしてください
いつもタメ口なので敬語になると何か‥……
調子狂います」


アハハ~バカだね


「「そこが面白いんだよ★」」



「「‥……(星が黒い‥です)」」


あれ?無言になっちゃた


まぁいいか


優「そろそろ行こうよ」

あっ!


祐「あっ!行きますよ、優翔、鈴」


「「りょーかい」」


ガチャ‥‥……


純「いつでも来ていいからな」


「気がむいたらねぇ!」


‥バタン


純「まだ、闇から抜け出せてないのか‥‥……


あれは、お前らのせいじゃないのに」



その言葉は誰にも聞こえることなく





静かに消えた‥‥……