あれから帰り道、葵は無口だ。

優「葵……?」

葵「…」

優「からかったこと怒ってるの~?またぁ~!短気だなぁ~」

僕はわざと明るく話しかけた。

葵「優だけには知られたくなかったのに......」

優「え......」
驚いて足が止まった。
これ以上の言葉は聞きたくなかった。

でも葵は止まらない。
ぼろぼろ大粒の涙をこぼしながら葵はゆっくりと話し始めた。