「んー?お前が言ったんだろ?すぐいい人見つかるって。」



「だから、明日にでも彼女作って……」




そう言って、
私の正面を見て、

手をまた繋ぎ、





「お前にしたように、キスして、

抱きしめて、頭撫でて、優しく笑って、」






意図のわからない……

まっすぐな瞳で








「好きだよ。って言おうかな、って。」




……。

……。




なんで、そんな事わざわざ……

なんで、わざわざ思い出させる……?

なんで、そんなまっすぐに……。



なんで私は……。

なんで……


まっすぐに見つめられたまま、
言葉は、続き、





「お友達の青葉さんは、
隣で笑ってくれんだろ?」




そう言って、
私の手は離された。