「あれー!!!あれ!あれ乗りたい!!!」

「杏奈はしゃぎすぎ(笑)ってあれは初めから飛ばしすぎじゃ…」

「いいのーいいのー!」

おっきいジェットコースターが真上を高速で通り過ぎて行ったのを見てすっごい乗りたくなっちゃった!

「わー楽しみ楽しみ♪」

無理やり班のみんなをジェットコースターに連れていく。
乗れるか乗れないか一応聞いたよ?そんな意地悪じゃないよ(笑)

「ね!優梨、次だよ次!!ふふふ」

「ほんと子どもみたいね杏奈は…」

苦笑いしながら優梨は私の頭をなでてくれるからきっと楽しんでくれてるんだろうな。

「わーっ!わくわくだよ優梨〜♪」

「はいはい、落っこちないでよ?」

「わかってますって〜」

やっとジェットコースターに乗れてもうすぐ発進だーってとこです!実はすっごい怖いけどすっごい楽しみです!

『…それではいってらっしゃーい』

アナウンスが流れていよいよ発進。

「やばい、優梨…心臓飛び出そう…気持ち悪」

「あんたが乗りたい言ったんでしょーが。」

「だって、だって…」

カタカタカタカタ

「あがってるよぉ…ここから落ちるの?高いよたかキャァアァァァアァァァァァアァ!!!」

落ちてる落ちてる私が落ちるぅ。

「キャアーっ涼しいねー杏奈…ちょ顔死んでるよ。あ、また落ちる」

「ギャアァァアァァァァアァァァアァァァァア」

「杏奈うるっさい」