そして授業が終わる頃には
ノートの切れ端の白い紙はぎっしり書かれた俺達の字で、真っ黒になっていた。


‥‥たいしたことはない、何気ない会話。
でも何だか、俺はそれが楽しくて仕方なかった。






ノートの切れ端が、小さな字でびっしりと埋め尽くされ
余白がなくなった頃にちょうど授業終了のチャイムが鳴った。



「じゃあ今日の授業はここまで。

起立!」




教師の号令で、皆がばらばらと席を立った。
礼をして、休み時間に入る。