もぞもぞと起き上がって顔を上げると、 机の上にくしゃくしゃに丸まった紙くずが落ちていた。 白い紙で、よく見ると罫線が引いてある。 ノートの切れ端‥‥かな? 俺はその紙を手に取り、広げてみた。 『寝すぎ! 起きろー!!』 広げた紙には、女の子らしい字でそう書かれている。 ‥‥何だこれ? 誰が書いたんだ?