「‥‥おはよう!」


次の日も、俺はまた正志の制服を着て家を出て
正志の高校へと登校した。





「あ、おはよう!

‥‥んー?
今日はどっちだ?」



カズキがまじまじと俺の顔をのぞきこんで目を細める。
俺はカズキの肩をばしっ、と叩いて笑った。


「智也だよ!
しばらくは入れ替わり続行して
俺がこっちに通う感じになったからさ」



「あ、今日も智也のほうなんだな!

顔一緒だから見ただけじゃ分かんなかったよー!」



そう言ってユウタがへらへらっと笑った。