「久しぶりじゃん璃玖斗!」


「どうも」


彼女の可愛さで忘れていたが先輩が声をかけてきた。


俺は彼女との時間を邪魔され少しイラッとした。


「沙羅になんのようですか?」


早く帰って彼女の手作りカレーを食べたい。


いつもより言葉が強くでた。



「バイトのスカウトだよ、沙羅ちゃんに」



…………は?



一瞬でイライラが増した。



こいつ沙羅に声をかけただけでなく、バイトのスカウトだと?


ふざけるな、何様だお前?


俺の可愛い沙羅を醜い男どものいる所に渡すわけないだろ?