「あ、おはよう櫻ちゃん!」

「おはよう、ユキ」

席についた私に話しかけてきたのは、前の席に座る白崎優希。

少し茶色っぽい黒の短髪はふわふわの天パで、顔はかわいい系。

敬語とタメが混ざった喋り方は昔からの癖で、直せないらしい。

幼なじみであり、私の親友なんだ。

「遅かったね〜。また告白されてたんですか?」

「うん。断ったけどね」

「ふーん。いいですねぇ、モテる人は」

はぁ〜…………とわざとらしく長いため息をつくユキ。

…キャラ変わってるし。