『じゃあ、あたし三浦先輩んち行って来るから。』
あたしが1歩踏み出したとき。
「あ、待って。」
智哉があたしを止める。
「俺がとっておきの芝居?したげる。
んまそしたら龍もあきらめるでしょ?」
『あ・・・そぉ?』
智哉のお芝居・・・?
ククッ・・・ どんなのだろ?
そして、あたし達は三浦先輩んちの前。
ピーンポーン…
綺麗に響き渡る先輩の家のチャイム。
何か和む・・・。
そうあたしがボケッっとしていると智哉があたしの頬をつまむ。
「ボケッとしてんな。」
『は・・・はうぃ・・・・。』
い・・・痛いって・・・・。泣