「あ。そこに椅子に座ってていいから。」

キッチンのすぐそばいある大きな白いレースの
テーブルクロスのかかったダイニングテーブル。
そのテーブルの上には小さなバスケットに可愛いジンジャークッキー
やドロップ、色々なお菓子が入っていた。
ハロウィンで誰かにお菓子をもらったように・・。



『ぁ・・どぉも。』

そしてあたしは椅子に腰をかける。

冷たい椅子・・気持ちいい・・。








「はい。どーぞ?」


三浦先輩はテーブルの上にコーヒーをコトンと置く。


『あ、ありがとうございます///。』


マンゴーの爽やかかなにおいが消える程の
コーヒーの良い香り。
砂糖の甘い臭いが軽く泳いでいて、コーヒー豆の様な
臭いと混じっている。
温かい湯気・・。



『いただきます。』


「どーぞ☆」

先輩は満開の笑みであたしを見てくる。
恥ずかしい・・///