『三浦先輩・・・。』


あたしはニッコリとして、ペコリと頭を下げた。




「何してんの?」

三浦先輩が優しく微笑んで聞く。

『あっ・・嫌何も・・。』


『あ・・。』


ここって・・。

『この家って先輩の家ですか・・?』



三浦先輩はその家をちらっと見てから言った。


「寄ってく?」


『ぇ・・!嫌っいいです!あたしが居ても邪魔なだけですから;』


そう言うと先輩はあたしの手をひっぱって
家の階段を上がった。





「どーせ暇でしょ?」

うっ・・確かに暇だけど・・・・。今日は部活もなく終わったし・・。

運良く生徒会会議もなかったし・・なぁ・・。



『はぁ・・・。』


そう言うとあたしは小さく頷いた。