二人並んで歩きながら、空を見上げた。
満天の星空が、まるで、降るようだった。
つかめそうな星に、いくら、手を伸ばしても届かないのを、知ってしまった。
「タベッチ達の夢の話な」
「ああ、あの、プロのリングに立つ、ってやつ?」
え~と、俺は、いつから、格闘家になったんだ?
「ごめんごめん、マウンドねマウンド!」
気を取り直して
「他人の夢を背負うのって、結構、きついぜ~」
「そういうの、気にする方だっけ?」
「前は、自分が頑張ってれば成れる!って、思ってたから、気にならなかった。でも、今は、成るために頑張らなきゃ!に、なってる気がするあんだ。解るかな?」
「運動してたら痩せた、と、痩せる為に運動する。って感じ?」
「まあ、そんな感じ。」
正解なのか、よくわからないけど、恵子が言うんだから、正解なんだろう。
「俺だけの夢なら、自分で納得できればいいじゃん。だけど、他人にも乗っかられると、自分が納得しただけじゃすまないからな~」
恵子が、立ち止まったが気がつかなかった。
「俺の背中には、重いかな~」
「私も重い?」
そう言って、恵子が、俺の背中に、抱きついてきた。
「体重?」
そのまま、背中をポカポカと叩かれた。
「イテッ!冗談だって」
「私の思いも重いですか?」な、なにも、言い直さなくても
「恵子のは、重くないな~。もう、馴れちゃったったのかな?なんか、二人で、1つの夢っていうか?俺の夢は恵子の夢!みたいな」
また、恵子が、前の方まで、手を廻し、ギュっと、抱き締められた。
「大丈夫、背負えるよ。隆の背中、大きいもの」
「あ、あの、恵子さん?背中に、その、む、胸が当たって・・・」
満天の星空が、まるで、降るようだった。
つかめそうな星に、いくら、手を伸ばしても届かないのを、知ってしまった。
「タベッチ達の夢の話な」
「ああ、あの、プロのリングに立つ、ってやつ?」
え~と、俺は、いつから、格闘家になったんだ?
「ごめんごめん、マウンドねマウンド!」
気を取り直して
「他人の夢を背負うのって、結構、きついぜ~」
「そういうの、気にする方だっけ?」
「前は、自分が頑張ってれば成れる!って、思ってたから、気にならなかった。でも、今は、成るために頑張らなきゃ!に、なってる気がするあんだ。解るかな?」
「運動してたら痩せた、と、痩せる為に運動する。って感じ?」
「まあ、そんな感じ。」
正解なのか、よくわからないけど、恵子が言うんだから、正解なんだろう。
「俺だけの夢なら、自分で納得できればいいじゃん。だけど、他人にも乗っかられると、自分が納得しただけじゃすまないからな~」
恵子が、立ち止まったが気がつかなかった。
「俺の背中には、重いかな~」
「私も重い?」
そう言って、恵子が、俺の背中に、抱きついてきた。
「体重?」
そのまま、背中をポカポカと叩かれた。
「イテッ!冗談だって」
「私の思いも重いですか?」な、なにも、言い直さなくても
「恵子のは、重くないな~。もう、馴れちゃったったのかな?なんか、二人で、1つの夢っていうか?俺の夢は恵子の夢!みたいな」
また、恵子が、前の方まで、手を廻し、ギュっと、抱き締められた。
「大丈夫、背負えるよ。隆の背中、大きいもの」
「あ、あの、恵子さん?背中に、その、む、胸が当たって・・・」