駅前に、約束の時間より速く到着。
俺はいつものジャージ、恵子は、水色に白の水玉ワンピース。
いつものって言っても、同じジャージじゃない。同じ様なジャージだ。
ここまでの道々、恵子にさんざん、イジられた。
「あんたね~、あたしの友達が来るんだから、もっと、オシャレな格好しなさいよ」
「ジャージのどこがオシャレじゃないって?」
「あんたのは、運動部丸出しなんだもの」
「しょうがないだろ、運動部だったんだし」
どうせ、タベッチだって、似たような格好に決まってる、運動部なめんなよ!
「ウィース」後 らした。振り返った俺が見たのは、黒の袖無しTシャツに七分丈のデニムをさらにロールアッフ(後で恵子に説明してもらった)した、好青年の姿だった。
だ、だれ?
タベッチ?
お前の運動部魂は、どこに行っちまったんだ?
この、裏切り者!
「オハヨー」
反対からも声がかかる
薄いイエローのワンピースに、大きめの麦わら帽子。
ん~、恵子も夏って感じたけど京子ちゃんの方が暑い夏って感じかな。
「お~!二人同時に来たね」
恵子が仕切りだす。
「こっちが、田部井健二君」タベッチが京子ちゃんに、「チィース」とペコリ。
「こっちが、西野京子さん」
京子ちゃんが、俺と、タベッチに「どうも」とペコリ。
「んで、こいつが、馬鹿!」
俺を指差す。俺は落ちですか?
京子ちゃんが、クスクスって笑い、タベッチがウンウンと頷く。
まあ、今日は、タベッチと、京子ちゃんをくっつけるってことだから、いいんですけどね。
京子ちゃんを見たタベッチが、「あ~、何回か、野球部の練習とか、見に来てくれてたよね」って、京子ちゃんに話しかける。
「わーっ!気付いてくれてたんですか、嬉しいー」って、京子ちゃん。
そういえば、練習終った後、「今日、スゲー、巨乳の娘が見に来てたな!」とかって騒いでたことが何回かあったな。
プールに行くバスはすぐにきたから、乗り込むと、丁度、席が二つ空いてたから、恵子と京子ちゃんに座ってもらっい、俺と、タベッチは、二人の前に立ち、つり革に掴まった。
恵子と、京子ちゃんは、ワイワイ、キャイキャイと二人で話している。俺は、そんな二人の会話を気にしつつ、タベッチに、話しかける。
「おい、裏切り者」
「誰が裏切り者だって!?」
「お前だよ、お前。なんだそのオシャレ~な格好は?」
「あぁん、これね、普通だよ、ふ・つ・う」
「なにが、ふ・つ・うだ!?、漢だったら、ジャージだろ」
「お前ね~、お前は彼女いるから、いいよ。俺はね~、いないから、少しでも、オシャレ~な格好しないと、モテないの!」
「恵子に聞いたけど、タベッチ、女子人気高いらしいぞ」
タベッチの脇腹を肘で小突く。
「お前ね~、うちの野球部で、一番女子人気高いのは、お前なの!」
「へっ?」
「自覚ないの?50年に1人とか、超高校級なんて言われて、人気出ない訳ないだろ。まあ、顔もそこそこだし」
そこそこってなんだ?素直にイケメンと言えばいいのに。
「でも、俺、女の子にキャアキャア言われた覚えないぞ」
「それは、みんな、お前には桜井がいるの知ってたからな~」
なるほど、お前のせいだったのか~。
そう思いながら、ちらっと、恵子達の方をみる。
う、上から見ると、京子ちゃんの胸、すごいんですけど・・・。
タベッチも、気がついたのか、チラッチラッと見ている。
もう一度、脇腹を小突き、
「この、オッパイ星人が~」と耳元で言ってやる。
「な、なんだよ~」
「いいから、いいから、お前の気持ちは、よ~く、解るから」
俺はいつものジャージ、恵子は、水色に白の水玉ワンピース。
いつものって言っても、同じジャージじゃない。同じ様なジャージだ。
ここまでの道々、恵子にさんざん、イジられた。
「あんたね~、あたしの友達が来るんだから、もっと、オシャレな格好しなさいよ」
「ジャージのどこがオシャレじゃないって?」
「あんたのは、運動部丸出しなんだもの」
「しょうがないだろ、運動部だったんだし」
どうせ、タベッチだって、似たような格好に決まってる、運動部なめんなよ!
「ウィース」後 らした。振り返った俺が見たのは、黒の袖無しTシャツに七分丈のデニムをさらにロールアッフ(後で恵子に説明してもらった)した、好青年の姿だった。
だ、だれ?
タベッチ?
お前の運動部魂は、どこに行っちまったんだ?
この、裏切り者!
「オハヨー」
反対からも声がかかる
薄いイエローのワンピースに、大きめの麦わら帽子。
ん~、恵子も夏って感じたけど京子ちゃんの方が暑い夏って感じかな。
「お~!二人同時に来たね」
恵子が仕切りだす。
「こっちが、田部井健二君」タベッチが京子ちゃんに、「チィース」とペコリ。
「こっちが、西野京子さん」
京子ちゃんが、俺と、タベッチに「どうも」とペコリ。
「んで、こいつが、馬鹿!」
俺を指差す。俺は落ちですか?
京子ちゃんが、クスクスって笑い、タベッチがウンウンと頷く。
まあ、今日は、タベッチと、京子ちゃんをくっつけるってことだから、いいんですけどね。
京子ちゃんを見たタベッチが、「あ~、何回か、野球部の練習とか、見に来てくれてたよね」って、京子ちゃんに話しかける。
「わーっ!気付いてくれてたんですか、嬉しいー」って、京子ちゃん。
そういえば、練習終った後、「今日、スゲー、巨乳の娘が見に来てたな!」とかって騒いでたことが何回かあったな。
プールに行くバスはすぐにきたから、乗り込むと、丁度、席が二つ空いてたから、恵子と京子ちゃんに座ってもらっい、俺と、タベッチは、二人の前に立ち、つり革に掴まった。
恵子と、京子ちゃんは、ワイワイ、キャイキャイと二人で話している。俺は、そんな二人の会話を気にしつつ、タベッチに、話しかける。
「おい、裏切り者」
「誰が裏切り者だって!?」
「お前だよ、お前。なんだそのオシャレ~な格好は?」
「あぁん、これね、普通だよ、ふ・つ・う」
「なにが、ふ・つ・うだ!?、漢だったら、ジャージだろ」
「お前ね~、お前は彼女いるから、いいよ。俺はね~、いないから、少しでも、オシャレ~な格好しないと、モテないの!」
「恵子に聞いたけど、タベッチ、女子人気高いらしいぞ」
タベッチの脇腹を肘で小突く。
「お前ね~、うちの野球部で、一番女子人気高いのは、お前なの!」
「へっ?」
「自覚ないの?50年に1人とか、超高校級なんて言われて、人気出ない訳ないだろ。まあ、顔もそこそこだし」
そこそこってなんだ?素直にイケメンと言えばいいのに。
「でも、俺、女の子にキャアキャア言われた覚えないぞ」
「それは、みんな、お前には桜井がいるの知ってたからな~」
なるほど、お前のせいだったのか~。
そう思いながら、ちらっと、恵子達の方をみる。
う、上から見ると、京子ちゃんの胸、すごいんですけど・・・。
タベッチも、気がついたのか、チラッチラッと見ている。
もう一度、脇腹を小突き、
「この、オッパイ星人が~」と耳元で言ってやる。
「な、なんだよ~」
「いいから、いいから、お前の気持ちは、よ~く、解るから」