背番号「1」を貰った
エースの番号だ
本格派とか、超高校級とか、50年に1人の投手って話題にもなった。
次であたる強豪校に備えて、初戦は、控えの投手が投げた。
俺は、ライトを守っていた。
試合は、俺達が、押せ押せで、投手も好調で、外野まで、ボールが飛んで来ることもなく、ほとんどの打者を討ち取り、打線も、毎回、塁にはでるが、運悪く、得点につながらないって感じだった。流れは、俺達の方に来ていた。
九回の裏、ここを守って、次の回こそ、点を入れるぞ!って思ってたら、俺の頭上を越えて、ボールがスタンドに消えていった。