「んんっ、、こ、うき、、さんっ、、」
「何?」
「、、いじわる」
半べそで言ってくる彼女を見て呆れつつも自分すら照れてくる。
「これでも人妻なんだよな。」
「どっ、どういう意味ですか!?」
「そんな顔他の男に見せてたらすぐ襲われるよ。」
また顔が赤くなる。
だめだ。
独り占めしたい。
なんでこんな彼女が苦しまなきゃならないんだ。
俺は知ってる。
あの日、彼女が男の人に声をかけようとした。
それと同時にその男の人に歩み寄っていく女性。
守らなきゃと思った。
こんな女性を傷付けたあの男を許せないと思った。
でもお互い家族がいるのにこんなことをして
俺が彼女を傷付けない訳がない。