【滉樹side】


カラスの鳴き声が聴こえる。


時計を見ると5時。


飲み過ぎたせいか頭が痛い。













隣で寝ているのは俺が恋をしてしまった彼女。





恋なんて純粋な言葉では片付けられない。

















「んん、、」



寝返りをすると同時に甘い声を出す。


そんな姿さえ愛しく感じる。






「木崎さん、、?」



目を覚ます彼女。



「おはよ、くるみ」


「んん〜、、おはようございます、、」




3秒してから彼女が目をぱちっと大きく開ける。



「えっ!?今、、くっ、、くるみって、、」



「だめ?」



「や、だめ!じゃないけどでもだめ!」



「冗談だよ。」





彼女は多分俺が望んじゃいけない女性で

手を出すことも許されないくらい勿体無い。