??「あなた、でしょ?会いたかったわ。三つ子ちゃんたちも。。。」

俺「だ、誰?」

??「無理もないわね。あたしは、ルナムーン。人間世界では、十六夜香夜(かよ)。あなた達の母親です。」

俺、玲「おふく…ろ。」

沙「お母さんっ!」

父「お前。」

母「あなた。大変だったでしょ?ありがとう。そして、はじめまして、聖夜、玲夜、沙夜。」

沙夜は泣き出す。

こいつは、泣き虫らしい。

母「あらあら、泣かせちゃったわね。1人寂しい思いをさせたわね。ごめんね?沙夜」

沙夜は首を横に振る。

母「でも、明日から、もう一人、家族が増えるわよ?私のお腹の中に赤ちゃんがいるのよ。私はここでしばらく安静にしておかないといけないの。そして、あなた達には、今すぐここに残るか人間界に残るか決めてもらわねばなりません。どうですか?」

父「お前、どういうことだ。まだ、先のはずでは…」

母「実は、王家の直系があたしたちだけになってしまったの、だから、なるべく残ってもらいたいの。。。」

俺「な、なぁ、おふくろ…。」

母「ん?」

俺「ここに残ったとしたら、もう人間界の奴らの記憶の中に俺はいないのか?」

母「1週間以内は記憶は残ってる。そして、戻ることも可能。それ以降は無理よ。」

俺「俺、ここに残る。」

沙「聖夜が残るなら、私も。」

玲「やれやれ2人のこるなら、俺も残る。」

母「決まったようね?じゃ、今日は荷造りをしに家に帰りなさい。明日、ここに荷物を置きに来て、大切な人を連れて来なさい。準備はそれから。」

俺、玲、沙「はいっ!」