博樹は、日陰ですずむ私を目の端に捕らえると



くすっ



そう、幸せを落とすように、小さく微笑んでくれた


それを見て、私は建物の裏に隠れるけど、

博樹は上着を脱いで、それを肩にかけると


ゆっくり、私のほうに近づいてきたんだ