「ひっでえセンスだな〜」


博樹は苦笑いで、生徒たちの輪に入ってきた


「だって先生、コイツ真っ白なんだよ?シロ以外なくない?」


「長男だから一郎って付けられたら、あとで親が手抜きしたっておもうだろ?」


言葉に、生徒たちは、たしかにとうなずいた



そして、私を手にとり、じっと、見つめてきた