「・・・修ちゃん・・?」

「よう」

修二だった。

近づいてくる。


「・・どうして?
打ち上げ参加しないの?」

「しねーよ、いつもしてない」

「そう、なんだ・・」


肩から力が抜ける。

並んで歩き出す。何年ぶりだろう。

そう、帰る方向は同じだ。