夏祭りの悪夢
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話は今年の夏祭りの日にまでさかのぼる。
祭には、6才になる
『あゆみ』という一人娘がいた。
「あゆちゃ~ん~♪
お祭りって、お店がたくさんあって楽しいだろ~♪」
「うん♪たのしいね~
パパ♪」
可愛らしい花柄の浴衣を着た一人娘のあゆみの手を引いて、賑やかな夏祭りを満喫する祭。
時折、色鮮やかに夜空に咲く花火が照らす二人の表情は、本当に幸せそうな仲の良い親子のそれであった。
あの金魚すくいの店に立ち寄るまでは……
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