ー side真白 ー
目を開けるともう見慣れた天井があった。
そうか、帰ってきたんだね・・・
運んでくれたのは、莉月かな?
起こしてくれればよかったのに・・・
私は、歩き出そうとベットからおり、
リビングにいってみた。
そこには、いつものスウェットをきた
莉月が寝ていた。
こんな所で寝て・・・風邪ひいたりしないよね?
心配になりながら、おでこに手を当て確認し、毛布を掛ける。
熱はないようだけど、どうしてこんなところで寝たのかな?
いつもなら、隣で寝てくれるのに・・・
私は少々、機嫌を損ね、メモを残し事務所の方に向かった。
忙しかったせいかまだしっかりと挨拶はしていないと思いながら行くと、
ちょうどよく陽希が外にいた。
「陽希!」
「っ、真白さん!おはようございます。
若はどうしました?」
「『ソファ』で寝ていたので1人で来ました」
ソファを強調していうと苦笑いの陽希は
私を莉月の部屋まで案内してくれた。
話しながら行くと、他の組員さんが頭を下げていた。