「わかった・・・頼んだぞ?」

「「はい」」


緊張がとれたように、皚という人は
ソファにかけ直し、煙草を吸い始めた。

優夜君はなにやらそわそわしながら
真白の様子を見ている。
これが本当の家族かな?


真白・・・今回のことで貴方にはたくさんの仲間ができた・・・
いつでも頼っていいんだからね?
私が翠に救ってもらったように、今度は
私も誰かを助けたいから・・・
まだまだ弱いけど、私にはたくさんの仲間がいるから、

真白に何かあれば、どんな事だろうと
私は皆を説得するからね?


「凪穂・・・」


そう言われ隣をみれば、
少しだけ瞳を揺らしてる翠・・・


「翠?真白はなんだか掘っておけない
なにかあったら、助けてもいいかな?」