「では、決まりですね?えっと、
そこの人は?」
私が気になったのは、『皚』と名乗っていた男の人だ。
この人も真白にとって家族みたいだし、
傍にはいてほしいけど・・・
「今日はその話し合いでもあるからな・・・橘莉月、俺を真白専属の側近にしてくれよ?俺なら何でもできる。
これでも、No.1の情報屋だしな?」
情報屋って・・・この人どんだけすごいのよ・・・
なんだか、急に怪しく感じてきた。
「今なら真白のもう1人の弟もついてくる。こいつも強ぇよ?なんてたって
真白自身が教えたからな?
どうする?こいつがいれば学園も安心だろ?」
確かに・・・皚って人は無理でも
優夜なら学園でも信頼できる人だ。
それなら安心して真白もこれる?
「まぁ・・・それもそうか」
「橘莉月、俺達は真白の家族だ。
もう、真白を見失うのは懲り懲りなんだよ」
その言葉からどれほどの困難があったのかなんて少ししかないけど、
それほど大切何だということは伝わってきた。