『わかった。あいつなら信用もできる
真白を頼んだと伝えてくれ』


「わかりました」


俺は電話をきり、あるマンションに
たどり着いた。


そこのエレベーターにのり、
俺は一歩、また一歩と
お嬢が元に戻るための希望を
信じる道を進んでいった。



そして、またあの時のような笑顔を
向けてくれると信じて、
俺はまってます・・・


いや、待ってるの俺だけじゃない・・・
組長だって、組員だって、

あなたの帰りを待っています。


唯吹さん・・・どうかお嬢を
助けてやってください・・・


もう、傷つかないように、苦しまないように
俺は、それを願うことしかできないから・・・








 ー side椎名 end ー