朝食を食べてから、必要な私の物を買いに行くといい、そとに連れてこられた。


マンションの前にはどうやらもう2人が来ていたようだ。
何故か拓哉がニヤニヤしてるんだけど
気にしないでおこう。


「おはようございます。若、真白さん。」

「おはようございます陽希。拓哉も」

「俺は付け足しなの!」


泣き真似をしだしたのは掘っておこう。
関わるとめんどくさくなる。


「そのままでいいのか?」

「うん。隠したくないから」

「フッ、そうか」


莉月は私の髪を一掬いすると、口を付けた。その時の莉月の目が優しく微笑んでいた。


「莉月の目・・・とても綺麗」

「あぁ・・・生まれつきでな、母さんの遺伝子だな」

「その目、好き」

「目か?」


どうやら莉月は自分の目にも嫉妬してしまうらしい。
まぁそういうところが可愛いんだけれど。


「フフ、莉月自体が好きなの」


そう言えば莉月は耳を赤くしながら私の首に顔を埋めた。
莉月の耳が赤くなるときは照れてる証拠。


「あの帝王が照れてるぜ?こりゃあ見ものだ・・てぇ!」


拓哉も懲りないよね…そろそろからかうのやめたらいいのに・・・
また蹴られてうずくまってる拓哉を車に放り込み、出発した。


車を降りると、すぐに視線は莉月達に集まる。

やっぱり有名人なんだな。