そう言ってきたのは後ろで待機していた
拓哉で、息子と娘は呆れた
顔で私たちをみていた。


「ご、ごめんなさい・・・ほら莉月
行こう」

「あぁ」


多少不機嫌にはなってしまったけど、
後でどうにかすれば大丈夫だよね?


~後ろでは~


「本当、ラブラブだよねぇ?」

「まったくだ」

「若、お嬢、いってらっしゃいませ」

「「はぁーい・・ってかぶるな!」」



~       ~



そんな喧嘩が後ろで繰り広げられてる
とは知らずに、私たちは
体育館の中にはいっていく。



中には親がたくさんいたが、
莉月をみて頬を染めるのが多い



「チッ」

「怒るなよ?」