「ありがとうございます!」

「それは?」

「ん?寝てたときに莉月の誕生日、
祝えなかったからプレゼント」


私が渡したのはキーピアス
番号は私が知ってるけど教えはしない。


「私は莉月の番号を決めたから
莉月は私の番号をきめて?」

「わかった」


私はさっそく莉月の耳にキーピアスを
つけた。

私の番号は『1002』

永久にってことで私はこの日付

これを外す時なんてくるのかな?


「できたぞ」

「ありがとう」


私はそっと自分のキーピアスを
触る。
莉月からはたくさんの物をもらった。
でも、これが一番嬉しいかも


「いいなぁキーピアスなんてさ」

「てめぇは首輪でもつけてろ」


こんな扱いも相変わらずで
一年がたっていたとしても
何も変わってないことに
私は少しだけ安心していた。