1人になった病室で考えるのは
今までのことばかりだった。
恐ろしいこともあったし、それ以上に
嬉しいこともたくさんあった。
私は一冊の手帳をとりだし、
いままであったことをそこにかきだした。
出会ったときのこと、私が
マンションをぬけて、死のうとしていたこと、
CLUBで再会できたこと、
新しい友達ができたこと・・・
初めて莉月と喧嘩して、家を出て
学校に通ったこと・・・
そこで誘拐されて、何日かはわからないけど、幽閉されていたこと、
莉月や皆が助けに来てくれたこと、
そして、今の事をかいた。
最後の方には、これを呼んだときの
私に向けて書いた言葉・・・
何なもなかった私にたくさんの希望を
与えてくれた人達にむけての
感謝と、母さんにむけての感謝・・・
そして、莉月に感謝の気持ちを書いた。
これを読んだ私は、どんな風に
なっているのかな?
きっと・・・うぅん・・・必ず
笑っているよね?