「な、なんだよそれ」


耳を赤くしてる莉月
それは照れてる証拠・・・

やっぱり一年がたっても莉月は
可愛いな・・・


「はいはい、2人の世界に入らないでね」


莉月との間で手をたたかれ
戻ってきた私達は苦笑いをこぼす。


「真白ちゃん、君に会いたいって奴らが
外にいるんだけど」


その表情からして多分、『朱雀』の
皆のことなんだろう・・・
拓哉は嫌ってるからな・・・


「いいですよ、入れても」

「大丈夫なのか?」

「莉月?鼻血ふくからやめて?」


久しぶりに見た子犬バージョンの
莉月に私は鼻をおさえた。


もう、耳と尻尾が下がってるようだよ

私は頭を撫でながら莉月は
私の肩を抱き寄せてくれてる。


これで大丈夫・・・莉月が
こうしてくれるだけで、私は安心できて、
何も怖くないから