目覚めてからその質問をしても
真白は頷いてはくれなかった。

俺にはまだわがままをいっては
くれないが、いつか、必ず言わせる


真白も回復してきたころに、
拓哉や陽希、翠の女も見舞いに来た。


「心配して死ぬかと思った」

「真白さん、良かった!」

「真白のバカァ!」


下の2人は泣き崩れてる、
まぁしょうがないことか


「まったく!一年なにやってたの!」


いやいやいや、それはわかるわけねぇだろ?
寝てたのに


「母さんに会ってんです。」


わかるのか・・・夢の話か・・・


「母さんって・・・唯吹さんのこと?」

「・・・うん」


真白はそのときのことを
全部話してくれた。

あの時のことも、その夢での話も・・・



 ー side莉月 end ー