病院についてすぐに、手術は始まり、
俺達は手術室前で待っていた。
数分後、親父達もつき、手術室からは
真白がでてきた。
「真白は!?」
「・・なんとか一命はとりとめたが、
いつ目を覚ますか・・・それに、
この様子だと暴力行為だろ?
拒絶反応する可能性が高い・・・」
「そんなのどうでもいい」
そういった俺に視線が集まった。
「真白が無事ならそれでいい・・・
拒絶反応?そんなの、また惚れさせればいいだけだ」
固まってる奴らをほっておき、
俺は真白が運ばれた病室にはいる。
中には全身包帯で回れた真白、
機械に繋がれている。
「すまん・・・真白・・・ごめんな」
いまさら謝ったところで
何も変わらない・・・俺があのとき、
真白を見ていたら・・・
「若・・」
「莉月」
待ってる・・・ずっと待ってから
早く目、覚ませよ・・・
橘組の若頭が、1人の女の死に
怯えてるなんて知ったらどうなるか・・・