車で二時間・・・やっとついた御坂組
ここの組長に話を聞いたが、
真白はきていないといっていた。

あの焦りようからして嘘ではないと
信じたいが、
全部は若頭のあいつがやったことか・・・


この組だと、若頭派のやつらは
薬をやってるはずだ。
真白に薬でも使われたら不味い。


「行くぞ、」

「「あぁ(はい)」」


拓哉と惣雅が門を蹴破ると、
御坂組のやつらは焦っていた。
そこから、御坂組の組長が出て、
頭を下げながら、若頭派のやつらを
潰した。


流石に武器を使われては無傷とは
いかなかったが、
半分の敵は倒せたと思う。


どこだ、どこにいるんだ


「真白!」


そうさけんでから時間がたった頃
中から、真白の髪を掴みながら
出てきた若頭・・・

その手にある真白の姿は
あの時と全く同じだった。


「な、なんでてめぇらが!」


焦ってるようすの若頭は
手に持っていたナイフを真白を
突きつけた。
それに、焦ることもない真白に
男は何かを耳打ちした。


その言葉で、今まで黙っていた
真白が嗤っていた。